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Ｋ「今日はあんまり気がのらないなぁ」
ヨミ「何かあったんですか？」
Ｋ「いや、別に」
ヨミ「紹介をお願いします」
Ｋ「ああ。えーっと、この人、実は実在しない人物なんだが、一応ブランクの嫁さんということになっている」
ヨミ「それは、いったいどういうことなんでしょう？」
Ｋ「こっちが訊きたいくらいなんだけど、まあ、それじゃあ作者失格だろうということで説明すると――要するにブランクが狂っているということになるかな」
ヨミ「狂言、ということですか？」
Ｋ「どうだろう。本人はいたって正常だと思い込んでるっぽいから違うような気もするが、実際のところはよくわからない」
ヨミ「それは追々明らかになっていくんでしょうか」
Ｋ「どうかな。拓斗がもうブランクのことに関してはあきらめ気味な感じだからなぁ。追及しても能面になるだけだし。ないでしょ」
ヨミ「そうですか……それはそれで残念な気がしますが、ないのでしたら仕方がありませんね」
Ｋ「まあ、そういうことで、『それでもまたステラが登場する』としたら、ステラが実在するという設定の下、つまりブランクの狂言に拓斗が話を合わせる形で、ということになるだろうね。つまり、その話題の中に限り登場するということ。再登場があるとしたらそんな感じかな」
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・実在しない人物
・ブランクの狂言の中でブランクの妻として登場
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