K「ヨミは蘆田さん知ってるんだっけ?」
ヨミ「いえ……知らない方ですね。委員会の人間を全員覚えているわけではありませんし、それに、私が辞めたあとから入ってきた人かもしれません」
K「ま、というわけで久しぶりに委員会からの人間だ」
ヨミ「優衣子の家の周りをウロウロしていたんですよね?」
K「ああ。どこからどう見ても浮いてる格好でな」
ヨミ「さすがに私もこれは不用意だと思うんですけど」
K「おそらく、映画の見すぎだろう」
ヨミ「そんなレベルなんでしょうか……なんかフクザツでな気持ちです」
K「ヨミは真面目にやってたし、ちゃんとした人間もいるにはいたはずだ。まあ、どこかしらおかしなところは持ち合わせていたかもしれないが」
ヨミ「……私、自信なくなってきました」
K「でも、もう辞めたんだから関係ないだろ?」
ヨミ「それはそうなんですけど」
K「で、委員会だが……裏でコソコソ動いてるみたいだな」
ヨミ「一体何をしているんでしょう?」
K「さあね。今のところわからないし、考えようとも思わない。まあそのうちに……って感じかな」
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・委員会の人間
・その格好はハードボイルド気取りの現れか
・意志は意外と弱い
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