ヨミ「子供のころの拓斗さんの記憶……ですね」
K「ああ。もうひとつの人格のな」
ヨミ「この話では、拓斗さんの中で3つの人格がそれぞれに別行動してますよね」
K「かなり複雑になった。まあたいしたことはしてないんだけど」
ヨミ「この人格は、最後和解しましたよね」
K「まあ、ハッピーエンド的な雰囲気で終わったね。この話は。過去を振り返る形で」
ヨミ「どうでした? そこら辺は」
K「よかったと思うよ。『過去編』というのに危惧を抱いている自分というのはいたんだ。そういうのって、ものすごい繰り返されてるというか。もういいよってならない?」
ヨミ「まあ、そういう傾向はあるかもしれませんね」
K「まあ実際、自分がやる場合でも、もういいよってしたんだけどね。最後。それは結構いいタイミングで終わらせられたんじゃないかと思う。要するに長さの問題ではないかと。わかんないけど」
ヨミ「過去を振り返ってるあいだは話は進んでいないと言えるかもしれませんしね。いつになったら進むんだよ! って思ってしまうのかもしれません。それがあまりにも長いと」
K「まあ、ここで『その問題に対し結論を付ける』ってわけじゃなくて、自分になりにやってみたということ。それで今自分は納得しているということ。それが重要なんじゃないかな」
ヨミ「そうですか。今回もやや白熱した議論になりましたね。それではKさん、とにかくありがとうございました」
K「いや、こちらこそ礼を言わせてもらおう。なんか話してすっきりした感じがするしな。ありがとう。ヨミ」
ヨミ「いえいえ。ではまた次回。ごきげんよう〜」
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・森の家に足止めし、拓斗のからだを奪い取ろうとしたもうひとりの拓斗の人格
・和解が成立し人格統合。すべてが丸く収まる
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